映画「ジョーカー」の本予告が公開。「ダークナイト」について感想を述べます。
こんばんは。
とりいです。
映画「ジョーカー」の本予告が公開されました。
今年の映画の予告編では何が1番なのか考えていましたが、決まりました「ジョーカー」です。
孤独だが心優しかった人間が、「悪のカリスマ」に変貌していく姿を描いた作品です。
今回は「ダークナイト」を見返しましたので、記事にします。
概略
- 悪役の行動の動機が明確になっている。秩序とカオス、法に沿った警察と自警、そして正義と復讐と言った二項対立がテーマの原点。ジョーカーは明確に善の面が向けられたコインをひっくり返し、混乱をもたらす存在として行動します。
- ヒーローものでありながら、クライム・サスペンス、スリラーでもあり、アクション映画でもある。また、「ダークナイト」は一本の完結した作品として高いクオリティを持っています。
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最初の5分間で観客を引き付ける、衝撃的なオープニングがあります。ピエロの仮面をかぶった集団による銀行強盗のシーンは緊迫感にあふれ、仲間内でお互いを殺し合うシーンから、映画全体の重さが伝わります。仲間内に潜んだジョーカーが仮面を取り、不気味な顔を露にする瞬間は、最も人気のある悪役にふさわしい登場シーンであり、存在感を際立たせています。
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「ダークナイト」のジョーカー役で強烈な印象を残した俳優がヒース・レジャーです。しかし、本作撮影終了後の2008年に、この世を去ってしまいます。彼の登場する場面で、取り調べのシーンの「Why so serious?」は人々の記憶に残り、レジャーの死後も語り継がれています。口裂けメイクは、ヒース・レジャー自身が考案したものであり、役作りのために6週間モーテルに缶詰め状態でした。モデルとしては「時計仕掛けのオレンジ」でマルコム・マクダウェルが演じたアレックス・ウェストウッドだといわれています。
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アクションシーンではCGの利用が少なくなっています。コミック映画では1000~2000のCGのシーンが平均して使われているが、「ダークナイト」は約650です。トラックが宙返りするシーン、病院が爆発するシーン等、実際に撮影されたド迫力なシーンがあります。
感想
「ダークナイト」を観終わって、疑問符を投げかけられます。
法で裁けない悪を制するものは正義なのか?ジョーカーはバットマンは正義と悪という区分を持たず、規則を作らない狂人であり、自分と立場は変わらないと主張する。
バットマンが街から悪を葬るたびに強力な悪が生まれ、ジョーカーという常軌を逸した
人間を放ってしまった。バットマンの苦悩とジョーカーが起こすアクションが融合され、作品を際立たせる。ジョーカーが正義の象徴として君臨していたデントを簡単に狂気に堕とすことで、誰もが正義と悪の二面性を持っていることを象徴している。人の根底を見せつける。また、ジョーカーの思惑とは違う結果となった、2隻の決断の場面では希望を見出した。
ジョーカー役のヒース・レジャーが素晴らしい。常軌を逸した考えを持っているが、どこか現実味のあるキャラはこの作品の完成度を際立たせている。