【Netflix】ガール・オン・ザ・トレインを観ました。【ネタバレなし・感想】
こんばんは。
とりいです。
日曜日ということで、午前中に不動産の内見を済ませ、午後からNetflixを漁りました。
新着欄から探していくと、以前から気になっていた映画「ガール・オン・ザ・トレイン」がありましたので、本日観ました。
あらすじ
夫トム(ジャスティン・セロー)と離婚し、深い悲しみに沈むレイチェル(エミリー・ブラント)。そんな彼女を慰めるのが、かつてトムと暮らしていた家の近所に住む夫婦の仲むつまじい姿だった。通勤電車の窓から二人を眺めてはトムと過ごした日々を思い出す彼女だったが、その夫婦の妻が不倫にふけっている現場を目撃する。次の日、電車を降りて彼らの様子を確かめようとするが、不意に記憶を失ってしまう。やがて自分の部屋で大けがを負った状態で目を覚ましたレイチェルは、その人妻が死体で発見されたのを知るが……。
引用元:
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督:テイト・テイラー
制作・マーク・プラット
制作総指揮:セリア・コスタス、ジャレッド・ルボフ
原作:ポーラ・ホーキンズ
キャスト
レイチェル:エミリー・ブラント
アナ:レベッカ・ファーガソン
メーガン:ヘイリー・ベネット
トム:ジャスティン・セロー
スコット:ルーク・エバンス
ガール・オン・ザ・トレインについて・基本情報
「プラダを着た悪魔」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」主演のエミリー・ブラントが主人公を演じます。
世界中でベストセラーとなるミステリー小説を原作として、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」監督のテイト・テイラーが手掛けます。
2016年に制作された映画で、上映時間は105分。
他のミステリー映画とは一味違う、「のぞき見ミステリー」。「~~していない」というその記憶は確かなのかに迫る物語です。
解説・感想(ネタバレなし)
物語としては、アラサー女性3人の独白で物語が進行し、恋愛、結婚、出産に不倫やDVが絡むどろどろとした内容となる。
主人公のレイチェルは電車の車窓から見える一組の夫婦の姿に、過去の自分の思いを重ね、傷ついた心をいやすのが日課。一組の夫婦の妻の不倫現場を目撃した直後に、殺人事件に巻き込まれ、真相究明に乗り出していく素人探偵ものの一種である。
背景では、日常的な風景が非日常に変わってしまう不安、不確かな記憶にまつわるアイデンティティを描く。
キーワードは、「記憶喪失」「失踪」「のぞき見」「不倫」。
作品の特徴としては、心理描写をフラッシュバックで魅せつけ、洗練された映像と軽快なテンポで進行する。女性のネガティヴな部分が集められているため、終始穏やかな気持ちでいられることはない。
クライマックスでは驚きの真相で声が出そうになり、観終わった後に残る余韻はもやもやとしている。しかし、私としては満足感(この表現が一番近いです。)を得られることができました。
主人公を演じるエミリー・ブラントの演技力が物語の表現を際立たせる。彼女は実力派であり、自虐的で虚言癖な主人公、うつろにさまよい続ける目つきで、その物語の行く先を語る。主人公は、離婚によって心に傷を負い、ふさぎ込む毎日を送る女性であり、自身に向けられた疑惑を晴らすため、泥と血で奔走する彼女の心理描写がうまく描かれている。
記憶は不確かなもので、あいまいに記憶された過去を振り返ると、現在の自分からは「どうしてあの時、ああいう行動をとったんだろう。」と思ってしまうこともあります。映画では、アルコールにより記憶のない「空白の時間」が本当に自分が行動したものなのか、はたまた別の人間によって捻じ曲げられた記憶なのかを中心にしています。
まとめ
- もやもやした気持ちとなるが、余韻としては満足感を得られる。
- 過去のシーン、現在のシーンと交互に挿入され、時系列がまっすぐではないため、頭を使う必要がある。
- ゴーンガール、メメントが好きな方には、おすすめです。
- カップルで観るのならば、上記が描かれることにより注意が必要
以上、とりいによる休日の映画のコーナーでした。