まるぶれ

水族館が好きでよくいます。EOS Kiss M使用。Netflixで映画を観ます。

「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」を読みました。

 

こんばんは。

とりいです。

 

昨日、コストコ会員メンバーになりました。食生活におけるルーティンの作成、ガソリン代の節約など自分にとってメリットがあると考えましたで、コストコメンバーとなりました。

 

 

今回は「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」を読みましたので、記事にします。

目的は、食生活の見直しをしていて、「糖質制限」に興味が出ました。人間の食生活を考えるうえで糖質はどのような役割があるのか、果たして必要なのかについて知識をつけるため読みました。

 

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基本情報・あらすじ

光文社新書のロングセラー『傷はぜったい消毒するな』でも有名な「湿潤療法」のパイオニアが、自ら体験した糖質制限ダイエットをきっかけに、栄養素としての糖質の性質や、人類の糖質摂取の歴史、カロリーという概念やその算出法のいいかげんさ、ブドウ糖からみえてくる生命の諸相や進化、さらには糖質からみた農耕の起源について、新説を展開しながら様々に考える。著者の元に寄せられる糖質セイゲニストからの体験談も紹介。

引用元:炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~ - 新書 夏井睦(光文社新書):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

 

感想・解説

読み進めるうえで、極端ではないか・矛盾しているのではないかと疑問点が湧きました。あまりにも無茶だと感じる点が何点かありました。

全体としては自分の主張を貫くよう様々に手を出したが、まとめられていなかった印象があります。雑学・情報を並べたが、つなぎ合わせることができていませんでした。

糖質制限に関する実体験の記述は前半部分にあり、後半は人類の歴史と進化、生物学的な観点からの展望が記されています。

医学の視点から語られる部分は説得力がありました。

人間の消化として、肉は30分程度で消化され、穀類は2時間程度だということ。

 

穀類、特に小麦や米は効率的に収穫できるという点で人類を支えるものであり、人類の合理的な思考と穀類は相性がよかった。しかし、長い進化の歴史によって生み出されてきた食物連鎖に歯向かうものです。

家畜の牛には穀類を大量に食べさせ、人言が食べれば良い穀類を牛に与え、その肉を食べるシステムがある。本来牛は草食であり、草から栄養を摂る仕組みがあるが、栄養過多の穀類を与えて育てている。

 

現代の食生活で太る理由としては、人間が現在ほどの糖質に溢れた環境に適応していないからと主張されています。エネルギーをもっとも効率的に摂れる糖質を好むように進化したが、環境がそのストッパーの役割をしていた。現代では、ストッパーが外れたため、糖質を大量に摂取しています。

したがって、現代人は意識して糖質摂取を減らす必要があることが、医学の観点から説明されることで説得力を感じました。

 

まとめ

私としても確かに現代人は糖質を摂りすぎていると感じていました。

著者の糖質制限による実体験で起こる現象として、下記があげられています。

  1. 食べた後に眠くならない。
  2. 2食で充分になる。
  3. 毎日同じもので構わない。
  4. 二日酔いにならない。

このような現象が糖質制限に関わったものであるのか、実体験で実験する方向で動いてきます。

後半の著者の豆知識、雑学披露についても本来の目的から若干それ眠くなりますが、そこをメインとして読むのなら面白い本であるかもしれません。