【Netflix】スウィート17モンスターを観た。【ネタバレなし・感想】
こんばんは。
とりいです。
前々から気になっていた映画、スウィート17モンスターを観ました。
アメリカ批評サイト「ロッテントマト」で95%の高評価をたたき出し、ゴールデングローブ賞にもノミネート。
思春期を経験した、リアルな痛さを思い出し、悶絶してしまう映画です。
監督は、今作でデビューの「ケリー・フレモン・クレイグ」。
監督と脚本を手掛け、NY映画批評家賞第一回作品賞を受賞、賞レース4受賞18部門ノミネートの快挙を達成しました。
あらすじ
恋愛に関する妄想を膨らませては何かと騒動を起こし、情緒不安定気味の母親(キーラ・セジウィック)や教師のブルーナー(ウディ・ハレルソン)らを翻弄(ほんろう)している高校生ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)。親友クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)と一緒にいるときだけ安らげると思っていたが、彼女が人気者でエリートの兄ダリアン(ブレイク・ジェナー)と恋仲になり……。
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督、脚本:ケリー・フレモン・クレイグ
音楽:アトリ・オーヴァーソン
キャスト
ネイディーン・フランクリン:ヘイリー・スタインフェルド
クリスタ:ヘイリー・ルー・リチャードソン
ダリアン:ブレイン・ジェンナー
ブルーナー:ウディ・ハレルソン
他
観終えての感想
友情、恋愛関係、将来の不安、葛藤、成長を感じれられました。
タイトルのモンスターとは、主人公ネイディーンのこと。
誰目線で言っているのか、それは彼女以外の周りの人間。
子供の目線、大人の目線のどちらの目線でも楽しめる構成・演出になっており、各シーンに散りばめられるコメディに笑ってしまいます。
若さ特有の考えも共感でき、翻弄される男の気持ちも分かります。
多感な時期を過ごすネイディーンが日々考えることは、家族が不快、友達が少ない、自分のことを誰も理解してくれない。
こじらせっぷり、あまりに行き過ぎた行動に母親や兄に同情してしまう場面も。
先生(ブルーナー)、先生の奥さんなど、一つ一つの言葉が観ている私の感情に突き刺さります。
「くだらない揚げ足って人生の無駄かも。」
「何があったか知らないけど、時間が解決するわ。」
「人生は不公平なんだ。乗り越えろ。」
まとめ
- 青春真っただ中の女子高校生が、周りの人間を困らせながらもちょっと大人への一歩を踏み出す青春映画。
- 若い層と大人の層が異なる視点で物語と対峙しながら、最終的には同じ感動に着地する
- 大人になるってどういうことだろうかと、エンディングで考えてしまう。
- 「大人はわかってくれない」のではなく、「大人はわかろうとしている」ことの提示をしている。
以上、ケリー・フレモン・クレイグの次作が気になりますね、でした。