チェンソーマン1巻、2巻を読みました。
こんばんは。
とりいです。
「チェンソーマン」を読みました。面白かったため、どこがおもしろかったかを言語化しようと思います。
概要
週刊少年ジャンプ2019年第1号より連載が開始されました。
少年漫画には珍しい哀れで惨めな主人公「デンジ」がチェンソーの悪魔の「ポチタ」と共にデビルハンターをしながら生きていたが、残虐な悪魔に狙われ殺されてしまう。
しかし、「ポチタ」が命と引き換えにデンジを「チェンソーの悪魔」として蘇らせる。
その後、公安の「マキマ」に拾われ、公安のデビルハンターとなる。
登場人物
デンジ
本作の主人公である。
悪魔を殺すデビルハンターの少年。
正規のデビルハンターとして公安に飼われている。
極貧生活のため、教養がなく、大層な欲望・願望を持ち合わせておらず、自分に素直な性格である。
ポチタの心臓を受け継ぐことで2つの能力を得た。
- 「体を再生させられる能力」
悪魔であれば全個体が持っている能力で、デンジは今まで売ってきた臓器等を完治させた。
- 胸から生えたスターターグリップを引いて「チェンソーの悪魔になる能力」
攻撃力は高いが自身の肉体も傷つけてしまう諸刃の剣のため、血を消耗した状態であると使えない欠点がある。
ポチタ
かわいい犬に似た見た目の「チェンソーの悪魔」である。
死にかけていた際にデンジと出会い、血を提供してもらう代わりに契約を交わしパートナーになる。
デンジと協力して悪魔を切ったり木を切ったりで日銭を稼ぎ仲良く暮らしていた。
自身の心臓をデンジに提供した後、文字通り一心同体となり、デンジの中で生命活動を続けている。
マキマ
公安退魔特異4課を仕切っているリーダーである。
デンジの上司であり、早川アキにとっては命の恩人である。
シビアなスタンスの発言をすることが多いが、度量が広く慈愛の精神も持ち合わせている。デンジに職と生活を与えた。
早川アキ
公安退魔特異4課所属のデビルハンターで、「狐の悪魔」と契約している。
過去に家族を皆殺しにされたため、悪魔に対して強い復讐心をもつ。
公安のデビルハンターであり、デンジの上司であるため、実直な性格ゆえにデンジの指導をしている。
マキマにはいろいろな意味で頭があがらないようで、マキマの命令でデンジと同居し、普段の生活の世話をしている。
パワー
公安退魔特異4課所属のデビルハンターでデンジのバディである。
「血の悪魔」が人間の死体に憑依した「魔人」と呼ばれる存在である。
魔人の特徴として頭部が変異しており角が生えている。悪魔の力を取り込んだデンジとは対になる存在である。
戦闘の際には血を凝固させ様々な武器にして攻撃する。支離滅裂な言動が目立つが魔人としては理性が高い。
猫とだけは仲良くでき、「ニャーコ」と名付けた猫と共に暮らしている。
読んでみての感想
1巻を読むことで最悪な環境に置かれても(父親の影響)投げやりにならない真っすぐな心の持ち主であることが分かります。デンジが幸せになってほしいと思いながら読むこととなります。
1巻から完成度が高い。親友との友情、「チェンソーマン」として活躍する爽快さ。
ワンピースやナルトとは違い大きな夢はなく、悲惨な境遇に身を置かれている主人公は性や食などの欲望のために戦います。
1巻で世界観を表現し、2巻はキャラクターに引き込まれます。デンジの行動原理が「胸を揉む」という理由であることが面白いし、早川アキの抜けた感じに引き込まれる。
そして「マキマ」の器量の大きさ、不思議な雰囲気があり、3人のやりとりはとても大きな魅力となっています。